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多様な働き方事例

第1回企業訪問会を実施しました

令和7年11月12日(水)、多様な働き方やDEI推進に積極的に取り組む企業を実際に訪問し、実際の現場や従業員の声から「働きやすい職場づくり」のヒントを学ぶことを目的とした「企業訪問会」を開催しました。

主に市内企業の人事担当者が、実際に2社の企業を訪問して、現場で身近な取組事例を学びながら、これからの働き方について意見交換を行いました。なお、今回は株式会社渡辺建設様と一広株式会社様を訪問させていただきました。

最初に訪問した株式会社渡辺建設様では、女性・外国人・高齢者など、様々な人材が働ける環境づくりについて紹介いただきました。

育児休業取得の支援、女性専用休憩室の整備、資格取得の後押しなど、社員が安心して働ける制度や設備の工夫が進められており、経営者が先頭に立って多様性を重視した職場づくりを行われている点が印象的でした。

続いて、アドバイザーの水谷紀子先生から、「これからの働き方」をテーマにした講義がありました。人口減少が進む中、社員に”長く働き続けてもらう”ためには、時代に合った柔軟な働き方を取り入れる必要がある、ということについて、理論と事例の両面から学びました。

その後に行われたワークショップでは、自身の職場の課題を解決するために、現在どのような取組を行っているのかを、ふせんに書き出しながら意見交換を行いました。

後半は、一広株式会社様を訪問しました。まず、タオル美術館において、女性スタッフが主体となって行う売場づくりを、見学させていただきました。

工場見学では、清潔で安全な作業環境や、生産工程の工夫についても説明があり、持続可能な職場づくりのヒントが多く得られました。

事例紹介では、障がい者・外国人材を積極的に受け入れ、生活面での差異がないよう手厚いサポートを行うなど、多様な人材が能力を発揮できる仕組みについて紹介していただきました。

続いて、水谷先生から、課題を解決する糸口についての講義がありました。自分の仕事にかかっている時間を把握することや、会議のムダ取りなどを行うことで、より効率的な仕事につながることを学びました。

後半のワークショップでは、講義を経て自身の企業の課題を解決に導くために、明日から取り組めることについて話し合いました。

発表時間についても、意図的に持ち時間が短めに設けられたことで、参加者の皆さんは、時間意識を身に付けることの大切さを実感しておられました。

今回の企業訪問会は、企業同士が学び合い、地域全体で働き方を考える貴重な機会となりました。参加者の皆さんからは「すぐに自社で取り組める改善点が見つかった」「他社の取組を直接見ることで刺激を受けた」などの声が寄せられました。次回は12月12日(金)に開催します。

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